設計・製作の事例
“天王洲にくじらが現れた!?”
江戸時代に、一頭のくじらが天王洲に現れました。この話をモチーフに、2代目のくじらの遊具を製作しました。
東品川海上公園では、こども達に親しまれたくじらの遊具(1代目)が設置後20年以上経ち、老朽化していた為、リニューアルすることになりました。
2代目の製作にあたっては、人気のあった川の方へと向かってダイナミックに降りるすべり台を継承したデザインとしました。
ロングスライダーや、幅広すべり台、らせんすべり台など5種類のすべり台と、沢山のクライムや回廊など多機能に富み、大勢のこども達が、それぞれの能力に応じ
て一緒に遊ぶことができます。
リニューアル前の様子(1代目のくじらの遊具)
公園の風景
生まれ変わった2代目くじらの遊具は、有機的な曲線から成る造形で、こども達の想像力を掻き立てます。
1代目くじらの遊具の抽象的な美しさやシンボル性を大事にし、何度も模型を制作して検討を重ね、安全性に配慮して形を決定しました。迷路性や回遊性があり、多機能に富んだこの遊具は、大勢のこども達がそれぞれの能力に応じて、空想を膨らませて遊ぶことができます。
全長15mを超え、インパクトのあるこの遊具は、公園の新しいシンボルとなることでしょう。
スタディ模型
模型
工事期間中には、工事見学会&お絵描きワークショップを行い、近隣のこども達に親しんでもらいました。
ワークショップの様子