設計・製作の事例
1971年、調布市にタコの遊具が誕生しました。以来「タコ公園」として多くの市民から親しまれてきましたが、2016年9月、調布駅前広場整備等に伴い、公園の閉鎖が決まりました。
閉鎖決定直後から、「タコ公園復活の要望」が多くの市民からあったため、新しく生まれ変わった姿で再び調布市に誕生しました。
これからも、一緒に遊び、思い出を作り、多くの市民から愛されるタコになっていくことを願っています。
以前の公園の様子
『長年にわたり、多くの市民の皆様に「タコ公園」という愛称で親しまれ、子供たちの笑顔と歓声の絶えない公園でした。
タコの滑り台は、1971年に設置されました。以来、お色直しはあったものの、同じ場所に同じ姿で存在し、子どもたちの成長と調布駅周辺の発展を見守ってきました。そして、親子代々、多くの方々から親しまれてきました。これからは私たちの記憶という海原で、子供たちの元気な姿とともに泳ぎ続けることでしょう。』
さようなら そして ありがとう
~タコのお別れ会にあたって~ より一部抜粋
調布市ホームページより引用
お別れ会で飾り付けられた先代のタコ
2016年9月30日、公園の最終日。日中は市主催の「タコのお別れ会」、夕方には調布市文化・コミュニティ振興財団主催の「さよならタコ公園 映画のまちの公園で野外上映」が開催されました。訪れた市民は約2000人に上りました。
タコのお別れ会では、園児の描いた絵や、フォトグラファーの西山貞子さんの作品などを展示したり、保育園児たちが作ったおりがみや紙のお花などをタコの遊具に飾ったり、地元の吹奏楽バンドの演奏がありました。
野外上映では、公園の歴史を振り返るスライドショーや児童向けの短編映画を上映しました。
閉園するにあたってこういったお別れ会が開催されることは異例の対応だそうです。それだけ、このタコ公園が市民に愛されていたということでしょう。
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朝日新聞 20200514
タコの滑り台 市民に愛されて復活 22-2008
正面
背面
右側面
左側面
左官