事例紹介 Case study

TOKYO TORCH Park 多段ロケット/スペース広場
都心のオフィス街に映えるアート性のある遊具

設計・製作の事例

TOKYO TORCH Park は東京駅日本橋口付近で、三菱地所株式会社が進めている再開発プロジェクト “TOKYO TORCH” のうち、常盤橋タワーとTorch Tower の間に位置する広場です。約7000m²の広さのあるこの公園は、向かいの常盤橋タワーのテラス席から見渡すことができ、都会の中で親子で楽 しめる空間となっています。

アンスでは、宇宙をテーマに、ロケットや惑星をモチーフとした遊具を製作・施工しました。この遊具は工事期間中だけ暫定的に設置されることになっています。

工事前の様子

工事前の様子

TOKYO TORCH プロジェクトについて

TOKYO TORCHプロジェクトは、東京都千代田区にある東京駅の日本橋口前に位置する、大手町二丁目常盤橋街区および中央区八重洲一丁目にて進められている再開発プロジェクトです。日本ビルヂング、朝日生命大手町ビル、旧JXビル、大和呉服橋ビルの建っていた土地が開発されています。2021年に高さ212mの『常盤橋タワー』が開業され、2027年度竣工予定のTorch Towerは地上高約390mで、日本一高いビルとなります。

”日本を明るく、元気にする街”をテーマに、全国の自治体と協業し、東京駅前から日本の文化・魅力を発信する取り組みも行われています。(下の写真参照)

配置図

常盤橋タワー(左)と、Torch Tower建設のための仮囲い(右)

新潟県小千谷市の錦鯉を鑑賞できる池

常盤橋タワーと多段ロケット(手前)

佐渡島の金鉱石、重さ約2トン

全体図

広場南側(東京駅方面)には多段ロケットを模した平均台の遊具、広場北側(三越前駅方面)にはスペースシップ型のすべり台と、ブラックホールや土星を模した築山の遊具を設置しました。
スペース遊具の後ろには、Torch Towerの仮囲いの一部に宇宙柄のグラフィックをデザインし、その環境全体で世界観を表現しています。カラフルなゴムチップ製遊具は、都心の洗練された空間に映え、写真スポットとしても楽しめる広場となっています。

デザインコンセプト

TOKYO TORCH プロジェクトでは日本の魅力を発信する取り組みを行っており、つくば市と連携し、同市のPRを実施しています。
つくば市において宇宙の研究が盛んであることから、『宇宙』をテーマにした遊具と仮囲いアートを製作・デザインしました。スペース遊具(表紙写真)の後ろには、2027年度に竣工が予定されているTorch Towerの仮囲いに、宇宙柄のグラフィックを描き、伝声管や迷路などの遊び要素も加えました。

多段ロケットのイメージスケッチ

仮囲いデザインと、スペース遊具のイメージスケッチ

ブラックホールからジャンプ

モルタル製の本体に、ゴムチップを被覆 やわらかい素材で、幼児も安心

宇宙飛行士のヘルメットにはステンレス半球

星座のマークをモチーフにした迷路

仕様
仮囲いデザイン:W40900×H3000
スペースシャトル:W2850×D1318×H1100
ブラックホール:φ1400×H600
土星:φ1200×H500

設計・製作の事例

Data

TOKYO TORCH Park 多段ロケット/スペース広場

  • 施主:三菱地所株式会社
  • 製作:令和4年12月
  • 住所:東京都千代田区大手町2丁目6-4
  • 最寄り駅:JR『東京駅』日本橋口から徒歩1分 東京メトロ『大手町駅』B9a 出口直結

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